あいおいニッセイ同和損保のメセナ紹介#1 各地の公募展へ協賛しています
UNPEL GALLERYは、2020年12月にあいおいニッセイ同和損保の創業10周年事業として開設されました。
ギャラリーは会社の持つコレクションの展示に加え、若い作家に質の高い表現発表の場を提供することを目的としています。
展示の内容は特に「日本画」にこだわっています。それは、素材、道具が自然天然から作られるため高価で、またその技法習熟までには多くの時間を要することから、作家の育成、画材の確保、技法の継承が今日大きな課題となっているからです。ギャラリー開設によってこの日本画の伝統を未来に繋げ、発展させる役に立ちたいと考えました。この思いを具体化し、広げるためにギャラリーではコレクション展とは別に企画展を行ってまいりました。
その内の一つが優秀な公募展との連携です。公募展に協賛させていただき、優績者にギャラリーでの個展を開催していただく形をとっています。作家にとっては公募展での顕彰に加え、自らの作品を個展の形で発表する機会が得られること、また公募展主催者にとっては作家に対するインセンティブが加わることで応募の魅力が増すことが期待されます。
今までの取り組みをご紹介します。日本画家中島千波氏、中野嘉之氏、畠中光享氏がArtist Group-風-として、画壇に新しい風を送り、後に続く作家の輩出を目指して2012年からスタートした大作公募展に対し、あいおいニッセイ同和損保がその趣旨に賛同し2020年から同展に奨励賞を設けました。2020年第9回展で飯田文香さん、2021年第10回展では小柳景義さんが受賞されギャラリーで個展を開催しました。(同公募展は第10回を以って惜しまれつつ終了しました)
飯田文香展
小柳景義展
今一つは、愛知県豊橋市と豊橋市美術博物館が主催する「トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」への協賛です。本展は終生日本画の可能性を探究した星野眞吾(1923~1997)が、後進の支援と育成を願って豊橋市へ私財を寄附し始まったもので1999 年より3年毎開催されてきました。あいおいニッセイ同和損保は豊橋市との地域連携協定に基づき、2021年から同展に協賛、同年第8回展で大賞を受賞された佐々木菜摘さんが2023年ギャラリーで個展を開催予定です。
星野眞吾賞受賞作品東京展
あいおいニッセイ同和損保は行動指針として「地域密着」を掲げ常に地域社会とのつながりを大切にし、会社の持つ椿絵コレクションや災害資料を各地の美術博物館へ貸出展示していただくことを通じその地域の振興をお手伝いしてきました。今後はこれに加え各地の優秀な公募展を支援することで共にその地域からの文化芸術発信に寄与してまいります。
■豊橋市美術博物館の岡田亘世 学芸員による解説 約17分