今年も大学展が始まりました


今年も大学展が始まりました。2021年からスタートして今年で3回目となります。当初は5校、昨年は7校、今年は9校と参加校も増えギャラリーのメイン展示となっています。この企画展は「日本画を志す若手作家の育成を応援する」というギャラリー開設の趣旨に基づいて行うもので、具体的には各校の担当の先生方から、作家志望の学生、卒業生を推薦いただき、学校が主催、ギャラリーが企画し、会社が協賛する形で実施しています。

大学大学院在籍時代は卒業展、修了展をはじめ学校で行われる節々での発表の場があり、公募展出品の経験もできます。私たちが企画するこの展示は作家の自主性を大事にしています。自分たちだけで自由にギャラリーの空間を使って展示方法を考える。展示作業では、スポットライトを調整し自分の作品がどの様に見えるかやってみる。制作以外の分野も、ニュースリリース等外部に展覧会を告知するためのあいさつ文を練り、PRの為のDMフライヤーをデザインして作る。会期中は在廊してお客さまに自分の作品のことをお話しする。運よく作品を購入していただいた場合には、作品を梱包してお届けする、代金を頂戴し領収書を書いてみる等々。中には初めてのこともあり大変かと思いますが、将来の為の貴重な体験になれば良いと考えています。

本展を観に来ていただけるお客さまも、先輩後輩、先生方をはじめとした学校関係者は勿論、毎年楽しみに来られる常連の方々も増えてきました。ギャラリー画廊関係者も立ち寄っていただきます。お手伝いする私たちも作家毎の個性的な表現に感心したり、夫々の校風を感じたりと楽しませていただいています。

美術を志し、学び、作品を制作し続けていくことは決して平たんな道のりではありません。
そもそも一般の大学に比べれば学費も高い、制作のための画材にもお金がかかります。卒業後に作家を目指すことにしても生活を安定させるための仕事探し、自分の制作スペース、アトリエの確保も必要です。このような若者に多くの団体が経済的サポートを奨学金の形で提供しています。私たちは発表の場、環境を提供することを通じ一人一人のモチベーションの向上をお手伝いしていきたいと考えています。

UNPEL GALLERYの外観