第24回大学日本画展 【終了】重塑-Rebuilding 多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展

第24回大学日本画展 【終了】重塑-Rebuilding 多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展

第24回大学日本画展 【終了】重塑-Rebuilding 多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展

阿部エリカ/永田優美/山内明日香/林銘君

ばらばらに転がっていた石を拾い集めて、積み上げていくように、4名の作家が頭の中に持っているイメージを真っ白な画面の上にもう一度積み上げ、再構築すること —

展示タイトルである「重塑」とは、中国の言葉で再構築・再生・復興などを意味します。

私たちは作品を通じて、さまざまな視点と創造性を駆使しながら多様性、美しさ、思考の無限の可能性を鑑賞者に示すよう努めてまいりました。4名はそれぞれが全く異なった表現を探求しながらも、長い歴史や数多の記憶の上に成り立ってきた芸術を現代に再構築しながら、絵画の新たな表現を日々模索しています。

4名が積み上げた創造の軌跡をご覧いただけましたら幸いです。

インタビュー動画

展示作品

山内 明日香『エルロン』

山内 明日香『エルロン』

970 × 1455 mm

アートクロス 岩絵具 アクリル絵具 水干絵具

【制作テーマ】

私の制作テーマの軸に「デジャヴ」がある。

デジャヴとは過去に体験した感覚、経験を再度体験する現象である。

デジャヴは一瞬の体験であり、その瞬間は空間上の微かな気配に対してもズームしたような感覚がある。

それは、空間に残っている気配や感覚を追っているからではないだろうか。

空間上の気配は普段からそこら中にあり、全て繋がって目の前に存在し我々に干渉する。気配とは例えば重力や風力、匂い。

生活する上でこの感覚的なものに意議が向けられる機会はほとんどない。

私の制作は展示空間の中でデジャヴを発現させ、空間上の気配を認知させることを目的としている。

山内 明日香 / Asuka Yamanouchi

岐阜県出身

2021 年 第 56 回神奈川県美術展 入選(神奈川県民 ホール / 神奈川)

シェル美術賞展 2021 入選(国立新美術館 / 東京)

2023 年 多摩美術大学大学院日本画研究領域修了

二人展「タマゴを交換するようなこと」 (Room_412 / 東京)

個展「ルーフトップスポイラー」(Gallery Cafe3 / 東京)

永田 優美『ラブカ』

永田 優美『ラブカ』

530 × 800 mm

高知麻紙に顔料 水干絵具 岩絵具 銀箔

【制作テーマ】

“Metamorphose”(変容)をテーマに作品制作を行なっている。

同時に、日本の美術、文化の在り方を問い、自分自身の接続を試みている。

永田 優美 / Yumi Nagata

東京都出身

2019 年 石本正 日本画大賞展 入選

2021 年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本 画専攻卒業 永田優美初個展「positive」(biscuit gallery / 東京)

「金魚空間 9 周年記念展 星野有紀 × 永田優美 × 桜井旭」(Art space 金魚空間 / 台湾)

2022 年 biscuit gallery 1 周年記念展「grid」(biscuit gallery / 東京)

蔦屋書店 5 周年記念展「かわいい。とは何か。」(GINZA SIX 6F 蔦屋書店 / 東京)

林 銘君『降りたつ』

林 銘君『降りたつ』

727 × 1454 mm(727mm × 727 mm ×2枚)

吉祥麻紙 墨

【制作テーマ】

純粋で複雑な「身体」にさらに注目が集まっていると感じている。

生命は私(そして私の身体)の外で起こるだけでなく、 その複雑な響きが私たちの身体の中に響いているのだと感じる。

墨を素材としての作品に現れる簡潔、明晰、明確な形式を通して、身体から出る複雑、曖昧で隠された感覚を伝えようとしている。

この一連の作品は、身体とそこに閉じ込められた自己をより深く理解するためのものでもある。

林 銘君 / Mingjun Lin

中国出身

2022 年 第 9 回 未来展-美術大学学生支援プログラムグランプリ(日動画廊 / 東京)

第 57 回神奈川県美術展特選賞(神奈川県民ホール / 神奈川) 多摩美術大学 特別優秀顕彰奨学金

2023 年 多摩美術大学大学院日本画研究領域修了

日本の絵画 2022 大賞(永井画廊 / 東京)

第 49 回春季創画展 春季創画賞(西武ギャラリー / 東京)

阿部 エリカ『Dawn / 黎明』

阿部 エリカ『Dawn / 黎明』

1167 × 1167 mm

和紙 墨 岩絵具 銀箔

【制作テーマ】

作品のコンセプトは「自然の非対称性」の探求である。

有機物のもつ独特の歪みや個体差など、人の手では生み出せ ない自然の造形にこそ代替し得ない純粋な美しさが存在すると考え、絵画を通して焦点を当ててきた。

近年は「樹」を 題材にした作品を複数手がけ、身近な自然の美しさに着目したよりシンプルな表現を追求している。

阿部 エリカ / Erika Abe

広島県出身

2021 年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業

2022 年 第 49 回創画展 入選(東京都美術館・京都市京セラ美術館)

2023 年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻入学

現在同大学日本画第二研究室修士一年在学中

東京藝術大学大学院日本画第二研究室研究発表展 「素描展」(東京藝術大学大学美術館)

神山財団芸術支援プログラム 第 10 期奨学生

UNPEL GALLERYの外観