展覧会概要
川端 もくは(かわばた もくは)、南雲 未希(なんくも みき)、ホ ユア(ほ ゆあ)、三井 悠華(みつい ゆか)
多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業後、日本や韓国、台湾、あらゆる場所でそれぞれ制作を続けている私たちは、その行く先々で見たもの、感じたものを絵に表現してきました。
描きたい方角へ導かれるように、今ここから遠く離れた場所へと進むことや、今この場所にある身近でありふれた日常の中に風景を見出したり、そのように時間と空間を生きることを私たちに教えてくれたのは絵を描くということでした。
今日も当たり前に射す日の光を通して、見て、感じて、描いてきた私たちの軌跡がそれぞれの絵の上に現れていることを願いつつ、100号以上の日本画作品、屏風、小作品で構成される本展を、春うららな光の下でお楽しみ頂けましたら幸いです。
ギャラリートーク開催のお知らせ
◎2025年3月22日(土) 14:00〜15:00
参加者:南雲 美希(なんくも みき)/川端 もくは(かわばた もくは)/三井 悠華(みつい ゆか)/ホ ユア(ほ ゆあ)
Instagram(@unpel_gallery)でライブ配信予定です。
展示作品
南雲 未希『島の夕暮れ時』
2022年、1300 × 1830 ㎜
岩絵具、水干絵具、三彩紙
三井 悠華『からまる赤』
2024年、450 × 610 ㎜
アクリル、墨、水干絵具、雲肌麻紙
ホ ユア『A Vase for you』
2024年、500× 606 ㎜
岩絵具、水干絵具、高知麻紙
川端 もくは『soil drawing : 夏風』
2023年、920 × 350 ㎜
土、墨、岩絵具、木炭、楮紙
作家
川端 もくは(かわばた もくは)
絵具が水の力を借りて紙の表面に、中に、裏側に潜り込んで定着したとき、白かった紙が曖昧な奥行きを持ち始めます。その空間に見慣れた空き地や道端、放棄地に生える植物たちを生けるように描き、二次元の庭を作るのです。
【略歴】
2024年 多摩美術大学大学院美術研究科
絵画専攻日本画研究領域 修了
川端もくは個展「噴き現れる草花の調子」(フリュウギャラリー / 東京)
「as if -13名の美術家が音楽を表現してみた-」(数寄和 / 東京)
「多摩美術大学助手展」(多摩美術大学アートテーク / 東京)
「KAMIYAMA ART 10th Exhibition」
(AXIS GALLERY / 東京)
静岡県出身
南雲 未希(なんくも みき)
実際に足を運び、身体を置いた場所で体感する、土地と人のつながり、その土地にいる人と人とのつながり。
それは、これまで経験してきた場所や人との偶然かつ必然な出会い、そこでの出来事を思い起こさせ、
そして自己を成り立たせているものを浮かび上がらせます。自身を支えるそういった「風景」を絵として表しています。
【略歴】
2023年 HOTサンダルプロジェクト2023 参加
2024年 多摩美術大学大学院美術研究科
絵画専攻日本画研究領域 修了
国立台北芸術大学美術学院美術学系碩士班
創作組水墨組 入学
2024年台湾教育部奨学金
栃木県出身
ホ ユア(ほ ゆあ)
誰もが目にしたことがあるモチーフを自由な構図と色合いで再構成して心象風景を描いています。日常的でありながらも、どこか違和感のある不思議で、つかみどころのない画面世界であるかもしれないが、私が見ている、あるいは見てみたい世界の再現だと言えます。
【略歴】
2023年 第25回雪梁舎フィレンツェ賞展 佳作
第58回神奈川県美術展 入選
第50回記念 創画展 入選
2024年 多摩美術大学大学院美術研究科
絵画専攻日本画研究領域 修了
Youah Huh Solo Exhibition
「Moonbow」(ESTHER OKADA ART GALLERY / 東京)
韓国出身
三井 悠華(みつい ゆか)
台湾に留学してから、鳥の鳴き声や羽ばたく音をよく耳にし、どこか“似曾相識”懐かしい感覚を覚えました。この感覚が私の日本への思いを呼び起こしました。私の作品では主にコラージュ技法を用いており、紙を鳥の羽の形に切り、重ね合わせていくと背景に塗った色が徐々に見えなくなっていきます。この制作方法によって心底にある「意識」を間接的に表現し、また真実が何かによって隠される様子、社会で起こる出来事や、人間同士の複雑な関係において、見えなくなってしまっているものを表現しています。
【略歴】
2022年 多摩美術大学美術学部絵画学科
日本画専攻 卒業
2023年 国立台湾芸術大学美術学院
書画芸術専攻大学院 入学
2024年 ARTS STUDENTS STARS Vol.3(+ART Gallery/東京)
2024年 三井悠華個展(墨閣咖啡ギャラリー/台北)
東京都出身