展覧会概要
東京藝術大学大学院美術研究科 日本画博士課程に在学中の3名による展覧会「間―現れる景」を開催いたします。
本展は、例年日本画第二研究室の学生によって開催されてきましたが、今年は研究室の垣根を越え、日本画の3つある研究室から1名ずつが出品する初の試みとなります。
日頃異なる研究室で各々の表現を追求している3名には、それぞれが織りなす世界、すなわち「間」が確かに存在しています。「間」とは、空間としての間まを意味することもあれば、人と人/物と物の間あいだに生まれる、定まらぬ余白のようなものかもしれません。本展では、その意味合いを固定せずに多様な解釈をひらき、3人の個性と響き合いの深さをタイトルに込めました。
各作家の感性や作品への思いが一つの場所に集まることで、それぞれの世界観がより鮮やかに浮かび上がり、見る方の前に豊かに広がる、そんな景色をお楽しみいただけましたら幸いです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
ギャラリートーク開催のお知らせ
◎2025年7月27日(日) 14:00〜15:00
参加者:佐藤 八弘(さとう はっこう)/林 銘君(りん めいくん)/栁沼 花音(やぎぬま かのん)
Instagram(@unpel_gallery)でライブ配信予定です。
展示作品
林 銘君 『浮舟』
1620× 1200mm
雲肌麻紙、墨、胡粉
佐藤 八弘 『浮遊の記憶』
1620 × 1620 mm
雲肌麻紙、岩絵具、墨、胡粉
栁沼 花音 『共生―巡る道―』(部分)
1600 × 4800 mm
高知麻紙、岩絵具
作家
林 銘君(りん めいくん)
身体を内と外を結ぶ媒体としてとらえ、曖昧さと持続的な流動の中にある中間領域を描き出す。
【略歴】
2019年 中央民族大学 美術学専攻 卒業
2023年 多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程
日本画研究領域 修了
2025年 東京藝術大学大学院 美術研究科日本画博士後期課程
第一研究室 入学 在学中
中国出身
栁沼 花音(やぎぬま かのん)
日本画材でこそ活きる質感や構成や空気感、表現をできないだろうかと考えて制作することを心がけています。
【略歴】
2022年 東京藝術大学 美術学部絵画科日本画専攻 卒業
卒業制作 平成藝術賞、帝京大学買上げ
東京藝術大学大学院日本画第二研究室研究発表会
「素描展」以後23’ 24’
2023年 守谷育英会 修学奨励賞
2024年 東京藝術大学大学院 美術研究科日本画修士課程 修了
修了制作 Artの力賞
東京藝術大学大学院 美術研究科日本画博士後期課程
第二研究室 入学 在学中
神奈川県出身
佐藤 八弘(さとう はっこう)
日本画の精神性を軸に“記憶の想起”を伝統技術に落とし込みながら、新たな表現を探求しています。
【略歴】
2022年 東京藝術大学 美術学部絵画科日本画専攻 卒業
2023年 東京藝大アートフェス 「みずほ賞」受賞
2024年 東京藝術大学大学院 美術研究科日本画修士課程 修了
日本美術院 再興 第109回院展 初入選
2025年 東京藝術大学大学院 美術研究科日本画博士後期課程
第三研究室 入学 在学中
日本美術院 第80回 春の院展 初入選
神山財団芸術支援プログラム 第9回奨学生
神奈川県出身