陳 天逸/宮崎 篤/村田 遥香/柳田 佳子
多摩美術大学日本画専攻を卒業・修了した4 名の作家による作品を展示いたします。
展示タイトルの“Beyond”には「~を越えて」「~の向こう側に」という意味の他に「(人知の及ばない)はるかかなた」という意味があります。
モチーフも描き方も異なる4人ですが、境界を越え、人の手が及ばないようなものを画面に表現しようとすることが共通しています。
陳は、自然物を画面内で単純化することなどにより、抽象と具象の境界を越えようと試み、宮崎は、巨大な力を物質感によって表現しようとしています。村田は、エネルギーを強く感じるものを画面内に再構成し、柳田は、層を重ねることで時間の蓄積を表現しようと試みています。
卒業後、それぞれの道を歩みながらも、自分たちの存在を大きく越えたものを画面に表現しようと日々制作を行う4人の作品をご高覧いただけましたら幸いです。
インタビュー動画
展示作品
柳田 佳子『stop and flow』
1300×1620(mm) 胡粉 岩絵具 水干絵具 高知麻紙
日本画の「層」や「跡」の時間を積み重ねた平面表現を用いて、移り変わる日々の実感のある美しさを表現したいと思い制作している。
陳 天逸『紙ボート』
1620×1300(mm) 胡粉 岩絵具 水干絵具 高知麻紙
日本に来てから、できる限り行きたい場所を巡り、この穏やかな旅から得た感動を日本画で表現しようと考えた。
宮崎 篤『連なる』
1820×1820(mm) 岩絵具 水干絵具 高知麻紙
「力」をテーマに、「自然」を主な題材として、絵具の材質を活かした物質感の強い作品を制作している。
村田 遥香『使者』
1000×1600(mm) 墨 白麻紙
自分にとってエネルギーを強く感じる物を、画面の中に再構成して表現を行っている。
物や生物そのものが持つ、人の手からは離れた所にある力の片鱗を、流れや図形といった目に見える形に表出させることを追求している。
作家
柳田 佳子(やなぎだ かこ)
【略歴】
1997 神奈川県生まれ
2020 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 日本画専攻 卒業
2022 多摩美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 絵画専攻 日本画研究領域 修了
展示歴
2019 第46 回創画展 入選 (以降第47 回、第48 回入選)
2020 日本画四人展 Take Off (ギャラリー青羅/東京都)
2020 第43 回東京五美術大学連合卒業・修了展 (国立新美術館/東京都)
2021 多摩美術大学日本画研究領域二年生展「光風霽月」(佐藤美術館/東京都)
2022 第45 回東京五美術大学連合卒業・修了制作展 (国立新美術館/東京都)
神奈川県出身
陳 天逸(ちぇん てんい)
【略歴】
1996 中国江蘇省生まれ
2018 中国中央美術学院 都市設計学部 プロダクトデザイン陶芸領域 修了
2022 多摩美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 絵画専攻 日本画研究領域 修了
東京藝術大学大学院 日本画 第一研究室 入学
展示歴
2020 第47 回創画展 入選
2021 多摩美術大学日本画研究領域二年生展「光風霽月」 (佐藤美術館/東京都)
2022 美術新人賞デビュー2022 奨励賞
「まほろば展」VOL.5 (耀画廊/東京都)
第45 回東京五美術大学連合卒業・修了制作展 (国立新美術館/東京都)
第37 回上野の森美術館大賞展 (上野の森美術館/東京都)
「Scene of life 日本画6 人展」 (OSETTAI ギャラリー田中/小豆島)
Gallery 美の舎学生選抜展 奨励賞
中国江蘇省出身
宮崎 篤(みやざき あつし)
【略歴】
1995 神奈川県生まれ
2020 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 日本画専攻 卒業
2022 多摩美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 絵画専攻 日本画研究領域 修了
展示歴
2020 第43 回東京五美術大学連合卒業・修了展 (国立新美術館/東京都)
2021 多摩美術大学大学院日本画研究領域二年生展「光風霽月」 (佐藤美術館/東京都)
2022 第45 回東京五美術大学連合卒業・修了展 (国立新美術館/東京都)
那須高原作家協会展 (Gallery Barn/栃木県)
神奈川県出身
村田 遥香(むらた はるか)
【略歴】
1995 神奈川県生まれ
2020 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 日本画専攻 卒業
展示歴
2019 第46 回創画展 入選 (以降第47 回入選)
三菱商事アート・ゲート・プログラムスぺシャルイべント「アートのちから」 (丸の内ビルディング/東京都)
2020 第43 回東京五美術大学連合卒業・修了展 (国立新美術館/東京都)
村田遥香 個展 (画廊るたん/東京都)
第2回掛軸と絵画の未来展(田中八重洲画廊/東京都)
2021 第47 回春季創画展 入選 (以降第48 回入選)
神奈川県出身